マウスピース矯正装置が世間に広まることで、これまでよりも矯正が身近なものになりました。医療器具ではない市販のマウスピースなどもあり「自分でも簡単に矯正できるかも」と思ってしまいますが、自己判断はリスクにつながります。今回は、医療器具であるマウスピース矯正装置を適切に扱わないとどんなリスクがあるかをお話しします。
矯正歯科医を通さないマウスピース矯正のリスク
マウスピース型矯正装置は、患者さんにとっても扱いやすく近年多くの人が支持しています。手入れしやすいうえに透明で目立ちづらく、従来のワイヤー矯正のように人目を気にする心配も少なくなりました。
一方で、マウスピースの扱いが簡単になったからと言って、歯を動かすことは歯科医師による診断・綿密な治療計画と歯科医師との連携が欠かせません。患者さんによる装置の扱いが治療結果を左右する可能性もあるので、矯正を行う際は十分な注意が必要になってきます。
2022年に、宅配業者を通して患者が直接矯正器具を受け取れるサービスが話題になりました。日本矯正歯科学会は「患者自身の独自の判断でこれらの製品を使用し歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険である」と見解を述べています。歯科医が些細な変化に気づくことで、対応できることもあります。そのため、対面による治療は、矯正治療において大切な過程の一つと言えるでしょう。
適切な矯正装置を使用しないリスク
矯正治療は、さまざまな検査を通して患者さんの歯並びを考え、それに向けて治療計画を立てます。矯正では見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや顎・骨格などのバランス、癖や身体の動きも重要な項目です。矯正歯科を通さなかったり、自分に合っていない矯正装置を使用したりして歯の矯正を試みると、さまざまなリスクの原因となります。
リスクとして考えられるのは
・理想の歯並びにならない
・歯がそもそも動かない
・噛み合わせに歪みが生じる
・むし歯や歯周病、滑舌の悪さにつながる
など、到底患者さんにとってメリットとは言えないことばかりが挙げられます。このようなリスクを防ぐためにも、信頼できる矯正歯科とともに歯の矯正治療を進めることが大切です。
治療によるリスクを自分が被らないためにも矯正歯科選びは重要になってきます。矯正治療をスタートする前には、カウンセリングを受けたり、症例数を調べたりして、自分に合わない矯正歯科を避けることができるでしょう。
横浜マウスピース矯正歯科センターでは無料カウンセリングを行っています
治療前のカウンセリングで、自身の歯並びの問題点や治療の過程を知ることができます。カウンセリングを実施している矯正歯科に相談し、自分に合った歯科医院を見つけましょう。
横浜マウスピース矯正歯科センターでも無料カウンセリングを行っています。美しい歯並びになるための第一歩として、お気軽にご相談ください。