矯正治療で抜歯が必要はもう古い? 4割の患者が非抜歯治療を実現
矯正治療には、抜歯が必要。そんなイメージをお持ちの方も未だに多いのではないでしょうか。しかし、日本歯科矯正専門医学会が提出した論文では、2000年代以降で非抜歯による治療が増加しているという見解を公表しています。そこで今回は、「なぜ、最近になって非抜歯による矯正治療が可能となったのか」その理由をご説明します。
そもそも、抜歯は何故必要なのか?時代とともに非抜歯治療の割合は増加
大前提、知っておいて頂きたいことがあります。それは、“抜歯=悪”ではないということ。「歯を並べるスペース確保のため」「奥歯を真っ直ぐに保つため」「治療後に歯並びが元どおりになるのを防ぐため」など、様々な目的において抜歯治療を実施します。このように抜歯が必要となる理由は、歯の土台である『歯槽骨(U字型の骨)』と歯の大きさのバランスが悪い場合がほとんどです。
ただ、ひと昔前まで当たり前だった抜歯による矯正治療も、今では歯を抜かずに実施できるケースが増えてきました。日本矯正歯科学会雑誌によると、約4割の患者において、非抜歯による矯正治療を実施していることが報告されています。
治療前の3Dシミュレーションによりインビザラインの抜歯率は3割以下
では、なぜ最近になって非抜歯治療が可能になったのでしょうかで。1つは、ドクターの知見や治療方法の進化によるものです。症例数が増えるとともに、その判断が正確になり、抜歯をせずとも治療を行えるようになりました。
ただ、最大の理由は、2006年から日本にも導入され始めた最先端の矯正治療法『インビザライン』の登場でしょう。この治療法では、まず最新機器光学デジタルスキャナーにより、詳細の歯のデータを読み取ります。その後、3Dシミュレーションソフトを用いることで、治療前から歯の動きを想定することが可能になりました。抜歯の必要性をより正確に判断し、非抜歯での矯正治療の件数は増加。その結果、インビザラインによる抜歯治療の割合は、たったの3割以下に。さらに、「透明のマウスピースなので目立ちにくい」「通常の治療法よりも費用が安くなる場合がある」「通院頻度が少ない」などのメリットから、当院の9割以上の患者が選択しています。
横浜マウスピース矯正歯科センターはあなたの疑問や不安を解消します
横浜マウスピース矯正歯科センターには、インビザライン治療法を開発した米国企業が認定する『インビザラインドクター』が在籍。自身も矯正治療を受けた経験があるため、丁寧な説明や心に寄り添ったカウンセリングを心がけています。非抜歯で矯正治療ができるか気になる方は、いつでもご相談にいらしてください。
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カテゴリー:矯正治療