インビザライン アジアパシフィックサミット2018に参加しました。

5/31から6/2に、シンガポールで開催されたインビザラインアジアパシフィックサミット(invisalign Asia Pacific summit)に参加しました。
アジアで開催されるインビザラインサミットは2年に一度、前回のマカオサミットに続き4度目の参加となり、ヨーロッパ・アメリカサミットを含めると8度目の参加です。 今回のシンガポールで行われたサミットは、中国・韓国・台湾・オーストラリア・タイ・マレーシアなど東南アジア各国から、約1000名以上一同に会し活気あふれる2日間となりました。 日本のドクターだけでなく、海外のドクターと久しぶりに再会できることも醍醐味の一つです。各国の矯正事情は違えどインビザラインを共通言語に、症例についてのディスカッションや、新機能のデモンストレーションについて意見交換する貴重な機会です。
今回のサミットのテーマは「Move Us」 インビザラインで歯を動かすこと、その為に、新しい技術や知識を取り入れて自分自身に変化を起こす、デンタル化の波を医療にも生かしてより良い治療にしていくこと、まさに「自分を突き動かす」というテーマでした。
インビザラインは毎年、イノベーションが繰り返され新しい機能がリリースされています。アライン社がこれからすすめていくビジョンを理解し、どう日本に・矯正歯科医院に還元していくかを考えながらセッションを聞きます。
<1日目>
開会式は、大会場に全ドクターがあつまり盛大なセレモニーでスタートします。 アライン社アジア統括マネージングディレクター Julie Tayの開会の辞から、アライン社CEO Joe Hoganのスピーチで幕開けです。
これからのインビザライン市場は、中国を中心としたアジアのマーケットの拡大に注力するため新しくアジア拠点ができます。中国Chengduにはトレーニングセンターとクリンチェックセンターが設立され、導入コースを終えられたドクターが臨床をスタートできるよう様々なトレーニングプログラムが準備されていました。中国にも今年からiTero elementが導入され勢いが加速している印象を受けました。そして、Ziyangにアライナー製造工場が設立されアジア各国へと直接配送されるようになるそうです(日本除く)
こういった流れから、アライン社はアジアのマーケットを大事にアジアとともに成長していく姿勢を見せています。日本も今以上にマウスピース矯正の需要が広がります。よりクオリティの高い治療ができるよう日本国内でクリンチェック作成の強いバックアップ体制が整えられることが期待できます。
昨年から下顎の前方誘導機能:MA(Mondiblar Advancement)がリリースされました。それに伴い、早期混合歯列を対象にしたinvisalign Firstもリリース予定です。広い年齢層でインビザライン治療を受けていたく事ができるようになりますね
午後からは、小会場にわかれてBreakOut Sessionが行われました
治療の面では、インビザラインで治療が可能か?の議論はとっくに終わり、「複雑な症例を、どう高いレベルでインビザライン治療を行うか、」というテーマになっています。
アジアサミットは歴史的に浅く、参加するドクターもインビザライン歴が短いですが、それでも学ぶことがあるのは、アジア人の骨格・歯並びはヨーロッパやアメリカ人の歯並びに比べて段違いに治療が難しく、インビザラインで治すことが難しいとされてきた症例が各国から集まるからです。 日本人も出っ歯や受け口、デコボコ叢生で抜歯が必要な方も多くみられます。そして、もっとも繊細な治療が求められるのも日本人です。
特に、抜歯や遠心移動による治療は考察する点が多く、治療計画立案を慎重に行わなければなりません。
Dr.Laiの講演では、ClassⅡの遠心移動のメソッドを解説していました。上顎大臼歯を遠心移動しアンカレッジコントロールを行います。2級ゴムを使用し大臼歯の咬合高径を確立し下顎の位置を安定させるという内容でした。それに伴いアタッチメントの位置を選定し、歯を動かすステージングを工夫することも必要です。
Dr. Yauは、抜歯の仕上げテクニックについての内容でした。Yau先生は世界に先駆けてインビザラインで抜歯治療に取り組んで来られた香港のドクターです。 抜歯は大臼歯が傾斜しやすくリカバリーが必要になることが多いです。Yau先生は様々なゴムの作用を利用した症例を提示していました。
その他、開咬、外科、下顎前突/上顎前突、小児など多岐にわたるセッションがあり興味深い内容ばかりでした。
こうして、1日目が終了しました。様々な国の先生方と交流しながら、インビザラインの未来を語る貴重な時間になりました。いつもお世話になっている方々はもちろん、あまりお会い出来ないアライン社の方々とも良い交流ができました。 (invisalign align CEO Mr.Joe Hoganと)
2日目の様子は次回の記事に続きます。
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カテゴリー:Dr.Keiko Diary