横浜マウスピース矯正歯科センターが第77回日本矯正歯科学会に参加しました

横浜マウスピース矯正歯科センターが
第77回日本矯正歯科学会に参加しました

10/30~11/1に、クリニックからも近いパシフィコ横浜にて開催された第77回日本矯正歯科学会学術大会に参加しました。
毎年、行われるこの学会は日本の矯正歯科界において中心となる学会で、大学関係から開業医まで参加します。

今年のテーマは「みんなと明るいみらいの矯正歯科医療」
昨今、矯正治療は装置や材料も多岐にわたり、患者ニーズに合わせた治療が行われています。
その中で、より安全で安心な医療を行う指針を示す学会としての姿勢が表れたテーマとなっておりました。

 

国立大ホールのメイン会場では、おもにドクターを対象としたセッションが行われます。
臨床セミナーは「埋伏歯の臨床展開」「エッジワイズ法の未来」
日韓ジョイントミーティングでは、「上下顎前突の治療を再考する」
Special International Sessionでは「World Trends In Orthodontics」
難症例を考察し、治療において必要な診断力や装置の選択が非常に重要です。日本のみならず、海外からのドクターの講演もバリエーション豊かなものでした。

会議センターでは、「臨床考察セッション」、「先天異常の特徴」
スタッフセミナーでは「歯科技工士の矯正歯科専門教育」「女性の歯科専門職が目指すもの」
矯正の分野は女性スタッフの活躍が顕著な科目であり、学会参加も非常に多く華やかです。スタッフに合わせたセッションも行われており、女性がクリニックで長く働くためのライフステージに合わせた働き方がトークセッションされていました。

小会場には、専門医・指導医・認定医更新の症例展示されており、模型や資料を閲覧できます。

 

展示ホールに移動すると、矯正関連のメーカー・企業ブースが立ち並びます。
新しい歯科材料を実際に見て、機器を実際に体験してみることもできます。
各メーカーが力を入れている分野や、材料や機器の進化を感じることができ、今後の新たなトレンドを見る機会にもなります。
今年は、デジタルスキャナーが各メーカーで大きく取り上げられておりました。当院ではすでに光学デジタルスキャナー（iTero element）を導入していますが、歯牙データ採得用、インプラントや補綴用に使用できるスキャナーも展示されていました。

ポスター展示は、360以上の供覧がありました。学術研究から、症例考察、クリニックにかかわるトピックなど興味深いテーマが数多く展示してありました。

 

日本では、まだまだブラケットやワイヤーによる治療が主流です。法律の規制や、取り扱い材料の認可の問題など改善されてきていると言えど、まだまだ海外に比べて対応が遅れているところもあると感じます。また、医療技術やテクノロジーの進化に追随し、適切なジャッジする目を各々がもつ必要があると思います。
患者さんにとってよりよい医療を提供できるよう、規制が治療クオリティを上げることの妨げにならないような医療界であってほしいと願います。

 

横浜の矯正歯科、横浜マウスピース矯正歯科センターでは矯正治療に関する相談にあわせて、一般治療、インプラントや歯周病、ホワイトニングのご相談も承っております。