横浜の矯正歯科が解説。矯正治療で歯を削る理由と方法

矯正治療では「歯を削る」ケースがあります。では一体、どのような症状の場合でしょうか。実は「歯を動かすスペースを作る」以外にも、歯を削る理由はいくつかあります。今回は、「歯を削る」理由と方法についてお話しします。

矯正治療で歯を削る理由は？

矯正治療で「歯を抜く」「歯を削る」と聞くと、ちょっとドキッとしてしまいますよね。矯正治療で歯を削ることは「ストリッピング、ディスキング」、「inter proximal reduction（IPR）」などと呼ばれています。矯正治療における「歯を削る」行為では、一般的なむし歯治療のように深く削るのではなく、歯と歯の間を少し削ります。

歯を削る理由は「スペースを確保する」という理由以外にも下記のようにいくつかあります。
①歯の凹凸を解消するため
②アンバランスな歯の大きさを解消するため
③歯を安定させるため
④ブラックトライアングルを解消するため

矯正治療で行うストリッピングは歯と歯の間を削り、その範囲は片側につき最大0.25mmで計画されます。つまり、接している歯を両方削ると0.5mmのすき間を確保でき、そのスペースを利用して歯を動かします。最終的に隙間は閉じるように削る分量を計算しています。また削るのは表面のエナメル層に限られるので、削ることで痛みやむし歯のリスクが増えるといった心配はありません。

矯正治療時の歯を削る方法

歯の間を削る方法は主に3種類。①やすり、②バー、③ディスクが主な方法として挙げられます。いずれも歯と歯の間に上記の器具を挟み削っていく方法ですが、歯科のキュイーンという音が苦手な方は手動で削ることもできるので、歯科医師に相談しても良いでしょう。

また、歯を削る治療は抜歯と同じく不安もありますよね。しかし、削ることにより矯正後に歯同士の接着面が大きくなり安定し、後戻りを防ぐ効果も期待できます。歯をどうしても削りたくない場合は、条件が合えば他の歯を移動させる方法で代替できることもできますので、相談して矯正治療を進めても良いでしょう。

横浜マウスピース矯正歯科で美しい歯並びを実現しよう

「ただ歯並びを整えるだけなのに歯を抜いたり削ったりと聞くと抵抗感がある」なんて方もいらっしゃるでしょう。まずは矯正治療における「歯を削る」という行為は、むし歯ほど大きく削らないことを知っていただけたらと思います。
そのほか矯正治療について不安のある方は、横浜マウスピース矯正歯科では無料カウンセリングを実施しています。「歯並びを改善したいけれどどんな治療をするのか不安」「費用や期間について知りたい」という方はお気軽にご相談ください。