第９回国際歯科学会・ワールドデンタルショーが横浜にて開催

9/29〜10/1に「第9回国際歯科大会/ワールドデンタルショー2023」がパシフィコ横浜で開催されました.

4年に1度開催されるこの学会は歯科分野の垣根なく今のトレンドを知る貴重な機会で3日間でのべ65,000名のDr.スタッフ、歯科関係者で会場は大変盛況でした

テーマは　[No Dentistry No Wellness! 継承と革新から創造する歯科の未来]

歯科分野でもデジタル化が進みCT、スキャナー、３Dプリンターから診療室の効率化など日本企業、海外メーカーともに新しい機器やツールが目白押しでした。　
矯正学会ではどうしても矯正分野だけに目がいきますので、こうやって一般診療や衛生士、他の関連分野にも目を向ける機会となり非常に刺激を受けました

私は9/30の気鋭臨床家のプレゼンテーション：アライナー矯正のセッションに登壇し、「大臼歯遠心移動の可能性を信じて」と題し、2級の過蓋咬合について自分の治療経験から最近の症例を2ケース発表しました。
難症例で抜歯治療を選択するか迷うケースを、短期間で非抜歯で治療を行い、その治療計画の立て方、クリンチェックの作成のコツ、治療経過の注意ポイントをプレゼンテーションにまとめました
安易に「2級だから抜歯する」というこれまでの一般的な治療方針を顧みて、安全で患者にとって健康的な道を模索してみてはどうか？というメッセージが伝わっていれば幸いです
多くの先生方にご来場いただき、また各方面からお声がけをいただきありがとうございました

今回ドイツからシュープ先生が来日されました。インビザライン界を古くから牽引されているヨーロッパでもっとも権威のある先生です。
12年ほど前ドイツの何度もクリニックにお邪魔させていただき、診療を見学させていただくとともに、難しい私の治療も行ってくださった先生です。
保定8年経過しましたとお話しながら再会を喜びました