インビザラインは、見た目も目立ちにくい透明なマウスピースを使用した歯列矯正法です。インビザライン矯正は見た目が良く、日常生活に大きな影響を与えずに済む方法ですが、治療を成功させるためには、いくつか生活において気を付けるべきことがあります。今回は日常生活において気を付けるべきことを解説していきますので、矯正治療を検討中の方や現在進行中の方はぜひ参考にしてみてください。
成功の大部分を握る、装着時間「１日22時間」について
マウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際の制限が少なく、日常生活における不便を最小限に抑えられます。しかし、矯正効果を最大限に引き出すためには、1日22時間、生活の大半を装着して過ごす必要があります。なぜ長時間の装着が求められるのでしょうか。理由は下記にあります。
・矯正力をかけ続ける必要性があるため
インビザラインのようなマウスピース矯正法では、矯正装置を身に着けている時間がそのまま矯正力が作用する時間となるため、効果を発揮するためには22時間の装着が必要です。装着時間が短いと、必要な矯正力が確保できず、歯が期待通りに移動しないことがあります。
・アライナーを外している間に後戻りが発生するため
矯正治療中にアライナーを長時間外していると、歯が移動した後の不安定な状態から元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生します。これは歯が新しい位置に固定される前に、古い位置に戻ろうとする自然な反応です。
インビザラインの装着時間を守るためのコツ
1日22時間の装着が推奨されるインビザラインですが、多忙な生活で日常の癖づいた習慣で、この要件を満たすことが難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。装着時間を守る実践的なコツを紹介しますので、参考にしてみてください。
食事の直前だけ外す
家での食事はもちろん、外食時も習慣づけることで、装着時間を最大限確保しながらも、食事中の不快感を避ける最適な方法です。食後は口をすすぐか、可能であれば歯を磨いてからすぐに装着すれば、治療の効果を高めてくれます。
常に歯ブラシやマウスウォッシュを携帯
日常の食事が治療の進行に直接影響を及ぼすため、食後の口腔ケアが大切です。外出先でも効率的に歯を清潔に保つため、常に携帯用の歯ブラシやマウスウォッシュを持ち歩くことをおすすめします。これにより、食後すぐにアライナーを再装着する前に口内を清潔にし、細菌の蓄積や悪臭を防ぎます。
アライナー交換から3日間は外食やイベントを入れない
新しいアライナーに交換した直後の最初の3日間はとくに重要です。この期間は歯が新しい位置に移動する、アライナーの持続的な圧力が必要です。そのため、この時期に外食やイベントなどでアライナーを外す機会を増やすことは避けましょう。
スマホのリマインダーやアラームの活用
装着時間を正確に管理するために、食事後や就寝前の忘れがちなタイミングでアラームを設定することで、毎日の装着時間を正しく維持する手助けとなります。
痛みを感じる時は鎮痛剤を積極的に使う
アライナーを新しく交換した直後の数日間は、痛みや違和感を感じることがあります。痛みは、歯が移動する過程で生じる自然な反応で装置をつけ続けることで継続的な痛みを和らげてくれます。痛みを避けるためには外すという選択ではなく、適切な鎮痛剤の使用を推奨します。
横浜マウスピース矯正歯科で、まずは無料カウンセリングを
インビザライン矯正は、生活リズムに合わせた工夫、適切なアライナーの管理、そして痛みへの対処が治療の効果を左右します。今回ご紹介したコツを守ることで、理想的な歯並びと美しい口元が手に入れられるはずです。当院ではインビザライン矯正に関して無料カウンセリングを行なっていますので、矯正治療に興味がある方はぜひ当院へお気軽にご相談ください。
