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一般的に矯正治療は、歯を動かし歯並びを整える方法のことを指します。
歯の周りの組織を作り替えられることで歯並びを整えていく原因療法です。
それに対し、外科的矯正は骨格や顎の骨を含めた治療で、外科的手術が必要となります。
今の歯並びになってしまっている原因や改善点を探るため写真撮影、レントゲン撮影、3次元スキャンなど客観的データを取ります。
現状の歯並びや骨格のバランスを診断し治療計画を立てていきます。歯周組織の状態や虫歯の有無なども検査します。
矯正治療のゴールを決定し、そこにたどり着くまでどんな治療が必要で、どれくらい期間がかかるのか、治療計画はとても大切な道すじです。
ゴールまでの困難さやリスク回避の方法をあらかじめ予測しておくことが重要です。
身体の成長や歯の生え変わりによってさまざまです。
一般的に受け口では小学校低学年から、出っ歯では小学校高学年からが目安です。
大人の前歯が生え変わってきたら一度、歯科医院でチェックしてもらいましょう。
大人の歯が生えそろう小学校高学年から中学生にかけて矯正治療を開始する場合が多いです。
しかし、20代~60代まで年齢制限はありません。思い立ったが吉日、矯正治療は可能です。
矯正治療にたえうる、健康な歯と歯周組織があれば適応です。歯を失ってしまっている箇所があっても治療は可能です。歯並びを良くしたい気持ちがあれば十分です。
ブラケット装置はほぼすべての方に適応します。デコボコ、出っ歯、受け口、空隙歯列、抜歯矯正など幅広い症例に使用されます。
マウスピース矯正も今ではほぼすべての方に適応できるようになりました。マウスピースをきちんと使用できれば、かなりのデコボコや抜歯治療でも可能です。
小児矯正は成長期に、顎の発達や口腔周囲機能をととのえる効果によってスムーズに大人の歯に生え変わることを促します。小児矯正を行っておくと大人の矯正治療に進んだとしても複雑な治療になるリスクが避けられます。
大人の歯並びを整え、かみ合わせを安定させ長期にわたって口腔内環境を整える効果があります。整った歯並びは、口元の清潔感や美しい笑顔で自分のイメージを変えることができます。
矯正装置の大きさは種類によって様々です。しかし、1~2週間もすれば、使い方に慣れて、口に入れていることにも違和感を憶えることは少なくなってきます。たまにブラケットやワイヤーが頬に擦れたりする場合もありますが対処可能です。
矯正治療は歯に力をかけて動かす治療です。歯が動き始めた数日は痛み、違和感を感じる方が多いです。歯が順調に動いていくにしたがって歯の周りの組織も慣れて痛みは減っていきます。
生え変わりや歯並びの状態により個人差が大きいです。一般的に歯が生え揃うまで治療や経過観察を行います。
歯並びの重症度、治療の複雑さによってさまざまです。一般的に1年から3年ほどが目安となります。
小児の装置はバリエーション豊かです。固定式のもの、取り外し式のもの、使う時間も装置によって夜間使用から1日使用があります。
成人矯正は基本的に1日使用です。取り外し式装置でも歯を動かすために終日の使用となります。
マウスピース矯正装置は1日20~22時間以上使用します。
小児矯正は歯にアプローチするもの、顎にアプローチするもの、口腔周囲筋も含めアプローチするものなど様々です。歯並びの状態や成長段階によって適切な装置を使用します。
成人矯正の装置は大きく分けてブラケット・ワイヤーを使う固定式装置と、マウスピースを使う取り外し式装置に分かれます。目立ちにくい装置は、裏側にブラケットをとりつける舌側矯正装置、透明なマウスピース矯正があります。
装置によって必要な通院の頻度が変わります。ワイヤー矯正では月に1回ほど、マウスピース矯正では2~3か月に1回ほどです。
矯正治療中でも食事制限はありません。歯が動いている途中は咬みにくく、違和感がある時期もあるので、慣れるまでは柔らかいものや細かく切ったものから食べるのが良いでしょう。
矯正治療中は装置をなくしたり、壊したりしないよう気をつけましょう。歯が動くことで、歯と歯の間に物が挟まりやすくなり、ブラケットやワイヤー周りに汚れが残ってしまうことがあるので、歯ブラシは入念に。
矯正治療中は装置も歯も清潔に保つことが大切です。いつも通りに歯ブラシを行い、磨きにくいところは歯間ブラシやフロスで補いましょう。
取り外し式の小児矯正装置は、夜間の使用は必須です。日中の使用は装置の種類や、治療内容によります。
小児矯正は歯が生えそろう前、乳歯列期~混合歯列期に行う治療です。顎が小さく永久歯が生えてくるスペースがない、受け口、空隙歯列、顎の発育不足など成長期を利用した治療を行います。
親知らずの生え方、方向によって抜歯のリスクは様々です。矯正治療に影響される場合は抜歯をおすすめすることがありますが、必ず抜歯が必要というわけではありません。そのためにしっかりと治療計画をたてた上で、抜歯の必要性もお伝えします。
歯が並ぶスペースがない場合、顔貌や骨格のバランスによって抜歯をして矯正を行う場合があります。一般的に非抜歯治療の方が期間が短く、抜歯治療の方が長いとされています。
患者様自身の治療ゴールの希望やイメージを伺いながら治療計画にて比較検討します。
抜歯をして矯正治療を行う場合、抜歯したスペースを閉じる分だけ大きな移動量が期待できます。出っ歯がコンプレックスで、すっきり小顔なイメージを目指すことができます。
抜歯治療では約1年半~2年半くらいが一般的な治療期間です。もともとの歯並びや、歯の動かし方により治療期間の長さには個人差があります。マウスピース矯正では毎日の使用時間にも大きく左右されます。
矯正治療は自費治療です。保険は適応されませんが、確定申告を申請することができます。
また、顎骨の変形や、外科的手術を伴う矯正治療の場合は、それに対応する大学病院・施設にて保険適応になる場合があります。
動かしたくない歯の固定源や、歯を後方へ移動する場合のアンカー目的で用いられます。歯茎に直径1,5mmほどの小さいネジを入れ、そこから歯に力をかけることができるため効率的に歯の移動が行えます。
非抜歯では難しかった治療や治療困難な歯の移動も、確実に歯を動かすことができる点は効果的です。治療期間も短縮されます。
インプラントスクリューの処置時間は15分程度、麻酔もごく少量です。術後の痛みや腫れはほとんどありませんが、痛み止めや化膿止めのお薬を処方します。
矯正治療が終了し綺麗な歯並びになっても、そのまま手放しでいると、もともとあった状態に歯が戻ろうとし、せっかくの歯並びが崩れてしまいます。
矯正治療直後は、まだ歯の周りの組織が安定していません。歯の周りの骨や歯周組織が固く安定するまで後戻り防止の保定装置を使用します。
矯正後、保定期間中は後戻りがないか、保定装置は問題なく使えているか定期健診を行います。また虫歯や歯周病のチェックも行い、生涯健康な歯とお口が維持できるようアフターケアを行いましょう。